ジャニオタが推しに似てるハロメンと会いにいったら沼に落ちた話

2016年冬、大学での用事がたて込み夜11時に家に帰る生活がずっと続き、帰宅しても何もせずぼーっとyoutubeを見つめては朝を迎える生活を送っていた。

そんなある日。いつものようにジャニーズの動画をYoutubeで漁っているとき出会ってしまったこの動画。


アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)

この動画を見た時、私の体に電撃が走った。

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勝利!?

そこには存在するはずのないSexy Zone佐藤勝利がいたのである。

 

しかし、当時私は大天使マリウス葉のオタクであり思いの外冷静であったため、ハロオタの後輩にこの出来事を伝えるだけで終わったのであるが(この時めちゃくちゃかみこをプッシュされたが曲が好みでなかったので興味は一瞬で消えました)、この発見がこの後のオタク人生を大きく揺るがすものになることを私は知らなかった。

 

そして時間が経過し、2017年11月。卒論との鬼ごっこ、恋人との不仲が続き現実逃避の末、佐藤勝利ガチ恋になっていた。当時は佐藤勝利が出てる番組、ラジオ、雑誌をすべて買っていたのでお金は無くなり道端のきのこでも食べるか迷ったぐらい佐藤勝利への思いが膨らんでいた。

されど、学生といえどたんぽはわりといい歳のオタクであり、佐藤勝利と結婚できるなど1%もありえるはずがなかった。でも死ぬまで佐藤勝利の手を握ることも、写真撮ることも、半径1メートル以内に入ることができないのじゃないか…と考え涙を流しそうになった瞬間、最低な考えがよぎってしまう。

 

あ、佐藤勝利ににてるアイドルおったやん。

 

さっそくハロオタの後輩に連絡し話を聞いたところ、そのアイドルは上國料萌衣さんというアイドルということとその翌月に新曲のリリースイベントがあることを教えてもらった。

話を聞いていくうちにそしてこれは周知の話かもしれないのだが、ハロプロのイベント体制にかなり度胆を抜かれた。

その行く予定であったリリースイベントはミニライブ+握手会であったのだが、新譜(通常版限定盤問わずに)を買うごとにまず整理券が配布される。その整理券の番号がミニライブの入場順序となる。さらに驚いたのがここからである。ミニライブ観賞後メンバー全員と握手できるのだ。

 

正直ね、ジャニオタ驚愕ですよ。新譜1枚でライブも見れて握手も出来るんですよ?わたしたちジャニオタは年間4500円払って1年間ライブに当たらないことも十分あり得るし、メンバーに会えないことなんてまったく珍しくない。なんて初心者に優しい現場なんだ!!ととても感動しました。

 

もうこれは行くっきゃない!!と下心むんむんで迎えた12/14の「マナーモード」のラクーアガーデンステージでのリリースイベント当日。

 ジャニオタの血が騒ぎ、後輩とお揃いのヘアアレンジをして頭には各々の推しの色のリボンを添えた。(後輩はむろたんであった)番号は90番台であり、女性専用エリア(これもジャニオタびっくり文化)の中で3列目へと躍り出ることができた。

その日はかなり寒かったが、私の頭のなかでは「勝利似の上國料萌衣さん」で頭がいっぱいであったので、いまかいまかと待ち望んでいた。その時!!

めちゃくちゃ寒い中マナーモードの衣装を着たメンバーが登場した。当時私はメンバーを大体でしか覚えてなかったが、寒い中であったのに笑顔で出てくる上國料萌衣さんのことは鮮明に覚えている。

 

公開リハーサル(これもジャニオタびっくり文化)終了後、いざミニライブが開始。ライブでは新曲三曲の他にカクゴして!とドンデンガエシが披露された。正直私は新曲のマナーモードが好きで好きでたまらなかったのだが、


アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.)

勝利似の上國料萌衣さんがメインである君だけじゃないさ…Friendsへの期待度のが高かった。


アンジュルム『君だけじゃないさ...friends』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit ショートVer.)

正直な話、小学2年生のころモーニング娘。のライブを行って以来のハロプロのイベント参加であったのだが、

ハロプロってめちゃくちゃレベルたけえな!!!!!!!

と叫びたくなった。まず度胆抜かれたのが歌である。これってアイドルってよりもアーティストでは!?とも。

またダンスも人数が多い上ステージも広くないのに移動すること移動すること。なのにドタバタしてる感じが私の目ではわからなかったし振付もけっして単調でない。

ライブを見てる最中サイリウムも振ることができずに立ち尽くしてみてしまった。

そしてなぜかとても泣きたくなった。あぁなんでわたしはハロプロに興味がなかったんだろう・・・・。

頭の中に色々考えが巡っていたのだが、なにより恥かしく思ったのが‘‘佐藤勝利‘‘を求めて上國料萌衣さんに会いに行ったことであった。

彼女は立派なアーティストでありなんて失礼な気持ちでここまで来たんだ・・・と思い老けていると握手の時間となった。

 

握手は後輩と連番をしたのだが、正直何を言うか迷った。

思った以上に握手の時間は短く、みんなに「はじめてきました」と言いつつ上國料萌衣さんには「推しです」と伝える作戦でいくことにした。

何人かと握手し佐々木莉佳子さんの前に到着し握手しようとしたその瞬間、

佐々木さんが私のリボンをみて「そのリボンかみこの色だ!!!」と大声で言った。

その声に反応した上國料萌衣さんがまだ握手してないのに振り向いて一瞬きょとんとして「それ!!!!すごい!!!じぶんでやったの!!??」と聞いてきて、もう私の計画は破綻。だって目の前に顔面国宝がいるんだもん。

その後の笠原さん、舟木さん、川村さんにも「すごい、すごい!!」といわれてたら握手は終わってた。もう何が起こってるかわからなかった。

知り合いの方に握手券を頂いていたので2回目も放心しながら行った。今度こそ上國料萌衣さんに好きって伝えるぞ!!!と意気込み、順番がきた瞬間に「かみこちゃんに会いに来ました!!!すき!!!」と伝えることができた。上國料萌衣さんも「ほんと!?うれしい!」と言ってくれて最高の握手会だな・・・・と思いながら笠原さんと握手しようとしたとき、

「ねえそのリボン!!!!!!本当にうれしいよ!!!」

と体を乗り出して上國料萌衣さんに言われた時、私の中で何かが弾けた。

正直上國料萌衣さん以外のメンバーの反応はおかげで忘れてしまったが、上國料萌衣さんがめちゃくちゃかわいくて素敵で最高なアーティストであることだけは理解できたリリイベであった。

そして上國料萌衣さんは佐藤勝利くんとは全く別の人間であり、勝利に似てるからという理由ではなく上國料萌衣さん本人が大好きになってしまった。

また、これは恥かしい話なんですけど

握手で動揺しすぎて荷物を受け取るのを忘れていたのをばっちり川村文乃さんにみられていました・・・・。(この話は後々書くかもしれません)

 そんなこんなで現在2018年4月8日。

今も微弱ながら上國料萌衣さんを始めアンジュルムさんの応援をしています。

まだまだハロオタにはなりきれてはいませんが・・・

なんか・・・ハロオタって最高だな・・・・。