23歳社会人、二重の埋没手術をした

「先生、私目ちゃんとありますか。」

 

 

 

23歳、平成最後の大晦日

私は二重の埋没のために美容整形外科に朝からいた。

美容外科まで自宅から約一時間。化粧さえせず、帽子を深くかぶりマスクをつけて電車に乗り歩く。まるで自分が悪いことをしているかのような錯覚にさえ陥った。

 

到着までの間、専らBGMは

www.youtube.com

モーニング娘。'17 - ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番

www.youtube.com

モーニング娘。'17『ジェラシー ジェラシー』(Morning Musume。'17[Jealousy Jealousy])(Promotion Edit)

であった。

この2曲を延々とBGMに設定し電車に揺られる。

ふと自分の中で一つの疑問が浮かんだ。

 

なぜ私は整形しに行くんだっけ。

 

実をいうと私は自分の見た目が大嫌いとか死ぬほどブスとか思っていない。

 

今まで思ったことがないかというとそんなこともなく、それこそ高校生までは自分の見た目に死ぬほどコンプレックスがあった。ひどいときには親に何故自分をもっと可愛く生まなかったのかと詰め寄ったこともあったし、少しでも可愛くなりたくて過激なダイエットをして体重が35キロまで落ち、その後過食嘔吐を繰り返す摂食障害に至った。

ちなみに一年間で体重が12キロ増減を繰り返し、身体測定では必ず警告の紙を毎年もらっていた。

 

今考えると割と人生のどん底にいたのだが(イツメンのギャルからの愛称は陰キャ)、そんなどん底ライフに終焉を迎える出来事がある。

 

過食嘔吐で受験勉強もまともにできなかった私は指定校推薦を取り大学受験から逃亡、そして某ドーナツ屋でのバイトを始める。

そして彼氏ができた。

 

こりゃまた当社比でバチボコかっこいい彼氏でめちゃくちゃ優しい。

摂食障害のことを打ち明けても、「完治するまで付き添う」といい

ダイエットを試みようとすると「痩せなくていいよ」と本心から言ってくれる。

そのころの私は自分のことを顔面吐しゃ物と思っていたので、

「こんなに自分が受け入れられるって何・・・・?」と夜な夜な泣いていたし、

もう毎日毎日幸せでいつのまにか摂食障害の症状が嘘みたいにきれいさっぱりなくなっていた。

 

ただ顔面に対するコンプレックスは根強く残っていたのだが、自分のことを好きって言ってくれるひとがいるだけで割とどうでもよくなっていた。

 

しかしある時彼氏に喧嘩した際に言われた言葉が私の中でかなりのトラウマが生まれる。

 

「俺は顔で彼女を選んでない」

 

顔で選んでない、じゃあ何で選んでるの?

 

性格?家柄?大学?たくさんたくさん聞きたかったけど私が声に出して聴けたのが

「私の顔好きじゃないの?」という頓珍漢な質問であった。

 

彼氏のその時の回答はどうだったかは忘れた。ただ私の生涯のトラウマが生まれた瞬間でもあったのでいい答えではなかったのは確実である。

人間幸せには慣れが生じるもので、一度幸せになるとどんどん貪欲になるものである。自分の中で意地でも彼氏に可愛いといわれたいという欲がどんどん強くなっていった。

アイドルと同じ服をきて、化粧も真似する。アイプチもしてカラコンもいかに自分に似合うものを、と探す日々。

 

しかし皮肉なもので完璧におしゃれをしたと思いデートにむかって彼氏に言われる言葉が

「今日化粧濃くない?」

「化粧薄めのが似合ってるよ」

という言葉。

 

もちろんこれらの言葉は私をけなすためでもないし、私のそのままの姿がすきっていうのも絶対嘘ではなかったと思う。本当に私のことを好きでいてくれた自信があるし、本当に本当に人間としてできていた人だったので。

 

 

ただ私は努力して可愛くなった、という事実が欲しかった。

本当に自分はとことん欲深い人間である。

 

あんなこんなで時は経過し、2018年。

 

社会人になり、大学生の最後にはまりだしたハロプロにもとことんハマる。

推しメンは上國料萌衣さんと川村文乃さん。

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二人とも最高にキュートで本当に自慢の推しなのだが、川村文乃さんは本当にすごい子で、毎度毎度握手のたびに

「その服にあってる!!!」

「いつもかわいい!!」

とか誉め言葉の嵐を私にぶちまけてくれる。

 

なんども握手行くうちに、わたしのなかで考えが生まれる。

 

「推しがかわいいっていうなら私まあまあかわいいんじゃね?」

 

そう推しのいうことに間違いなんてないのである。ここに自己承認欲求のバケモン爆誕

不思議なもので自信を持つと可愛いといわれることも少なからず増えた。

昔の私であれば「嘘だ」と疑い相手を困らせていたが、ありがとうとかめっちゃうれしいとか言えるほどに進歩した。

相変わらず異性の友達にはブスいじりもされたし、上司にもお笑い枠にされ見た目のいじりは幾度となくされていたが、割と自己承認が高くなっていたので流すことを覚えてきてたし、言われた分だけ皮肉をいうことで精神を取り持つ技を覚えた。

 

しかしそのぐらいの時期に彼氏と別れる。付き合い期間約五年。

今となってはどちらが悪いというわけでもないし、別れるべくして別れたとは今はやっと納得ができている。

本当にいいひとだったので私以外の人と幸せな家庭を作ってほしいし、正直彼氏の周りの友達には死ぬほどわたしは酷評をされていたとのことなのでこれからも酒の肴として私の話をつかってほしい。(これは皮肉です)

 

そこから彼氏のためと抑制していたことをすべて心行くまでトライすることにした。

 

 

ピアスも開けて

異性の友達とオールで遊ぶ

マッチングアプリもやる

そして今回の整形

 

整形。

 

そして冒頭に至る。

 

何故整形するのか。

実はめちゃくちゃ悩んで苦渋の決断というわけではない。

ふと仕事をしていて、ふとネットの広告を見て、

「私も整形するか~。」

 

って感じであった。だからなんとなく予約して

ちょっとでも可愛くなれるならやろうかなって。そんな感じ。

 

世の中親切な人が多いもので、Twitterでぽつりと整形のことをつぶやくといろいろと教えてくれる人たち。

それと同時に案外整形って別世界の出来事のようでわりと身近な世界だったんだなあ~と人ごとに感じていた。

 

受付を済ませ手術の時間を待つ。

待合室は5人ぐらいいたのだが、当たり前にみんな無言。

ただこの無言が私の精神をぐっちゃぐちゃにかき回すには十分なもので、

 

果たして本当に整形が必要なのか

整形して何が変わるのか

これはただやけになってやってることではないのか

 

やらぐるぐるぐる考えてて気づいた時には涙がボロボロ出ていた。

しかしオタクは単純なものでTLにある佐藤勝利の画像を見つけにっこり笑ってしまい無事涙は止まった。

 

施術の部屋に入り、待ち時間の間にめちゃくちゃ看護師?助手?の可愛い女の人に話しかけておりましたが、「お酒しばらくのめないですもんね~。」と言われた時にはもうその場で施術断って帰ろうと思った。(絶対飲むなということではないと教えてもらえたので飲みます。)

 

 

そしていよいよ手術。

消毒やら麻酔やらでバチボコ時間がかかっていてその分不安もめちゃくちゃ煽られた。

 

中でも局所麻酔。

これがバチ&ボコ地獄

 

まず前提で私は注射が大の苦手なのだが、

健康診断の看護師のおねえさんに「注射を見るから怖くなるの!目閉じて!!」と未だに怒られるぐらい硬直する。震える。

 

まあ注射っていっても2回ぐらいっしょ~と思い高をくくる私。

 

おいおいおいバチボコ打つやんけ!!!!!!!

 

両目6回は打たれたと思うんだけど、

瞼に4回、眼球?(感覚ないからあやふや)に2回ちゅーって打たれる。

もうねほんとうに痛い、それも目に刺さってるって思うだけで本気でメンタル死ぬし

目が死ぬほど強張る。

特に眼球?(もうマジで眼球じゃないかもしれないけど、眼球だと信じて疑わない)に麻酔打った瞬間、目がスライム上になって溶けて流れる感覚に陥るの。

もうひいってなって自分がゾンビになったかと思いテンパる。テンパる。テンパる。

沙耶の唄のキャラクターはこうやって肉塊に改造されたのかな・・・・とか意味わからない現実逃避するので精一杯だった。

 

 

麻酔を終えて先生につい

「先生、わたしちゃんと目ありますか。」

とバカみたいな質問をしてしまった。(勿論苦笑)

 

 

麻酔以外は本当に痛くもかゆくもなく終わり、(糸をブチって切る感覚だけした)

しばらくぼーっとしてたのだが特に手術をしたという感覚もなかった。

いまだ目がスライムの感覚に襲われていて、今にも溶け出すんじゃないかとバカみたいなことばかり考えてた。

 

私が手術を終えたとようやく思えたのは

先生に手鏡を渡されてからである。

目の前に映る人物は、当たり前だけどいつもの間の抜けた表情の自分で二重になったからと言って自分でなくなるというわけでもなかった。

 

二重でも私は私。

 

でも鏡の私はいつもより目が大きくてうれしそうな表情でもあった。

 

家帰って自撮りして一通り仲いい人に送って(何人かに可愛いといえ!!!と脅した)、こうやってブログを書いているのだが整形をしてわかったことがある。

 

今回埋没の手術のみだが、安価のわりにバチボコ痛いしバチボコ怖い

私は割と簡単に決断をして施術をしたのだが、値段が安いから痛くないわけでもないしリスクがないということでもない。

あとめちゃくちゃ勇気がいる。

よくTwitterとかで簡単にアイドルの容姿を叩いて整形しろと宣う人が増えてるし、(可愛くなったのは)整形だからという人も目にする。

 

整形はお金を出して、はい!かわいくなりました~!!!ってもんではない。

 

痛いしリスクもある。というか本当に痛い。正直もう一生どこもいじりたくない。

 

整形で可愛くなった人も努力ですよ。

整形だから可愛くなったは間違いでもないかもしれないけど、整形の苦痛に耐えたから可愛くなったと思ってあげてください。

 

 

 

まあそんなこんなで

2018年最高に可愛くなれてハッピ~~~~~~~~~~~♪

2019年は彼氏作ってめちゃくちゃ幸せになるぞ~~~~~~~~~~

 

来年もよろしくおねがいしまーーーーす!よいお年を!!!!!!!!!

紅白のSexy Zoneジャニーズカウントダウンみてくださーーーーい!!!

 

 

 

中西香菜さんに可愛いというためだけに握手会にいった話

掲題通り。
皆さんご機嫌いかがですか、たんぽです。

事の顛末は前記事でのアンジュルムLaQuaでのリリースイベントである。
私は佐藤勝利似の最高のアーティストである上國料萌衣さんに会いにイベントに出向いたのだが、実は握手会で更なる出会いをしていた。

 

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中西香菜さんである。

正直彼女はイベントに行くまで全くのノーマークであり(全国のANGERMEファンの皆様本当に申し訳ございません。)、名前も覚えていない状態でイベントに出向いた。

よーし佐藤勝利を堪能しちゃうゾ(∩˃o˂∩)♡っと気合十分のたんぽ、しかしライブが始まり2曲目の「マナーモード」で事態が発生した。


お目当ての上國料萌衣さんが全く見えないのである。
自身の推しであるかみこが後ろの方で踊ることが多かったり、ちょうど柱に隠れる位置(ちょうどへんな飾りがあった)にかみこが来ることが多かったのである。

途中まで頑張って追うも上國料萌衣を見失い途方にくれ他のメンバーをぼんやり圧倒されつつみつっめていたところ



なんかめちゃくちゃ抜群にスタイル良くて白くて綺麗なお姉さんいなかった?

 

 

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そう、中西香菜さんである。

正直な話中西香菜さんへの興味はそこで途絶えてしまったのだが(本当にごめんなさい)、ライブが終わり握手会へと移行した。
頭の中は正直上國料萌衣さんで頭がいっぱいだったので、上國料萌衣さん以外のほかの人の前では「初めてきました」作戦でいこうと考えていた。
そしていざ握手会である。メンバーの並び順は加入順であると連番した後輩に教えてもらえた。

 

まず一人目、和田彩花さん。
た「初めてきました……(クソ小声)」
川´'_'||「アンジュルムへようこそ」

!?!!
正直カリスマを感じすぎて漏らしかけました(正直和田さんの握手はメンバー1緊張しました)。

そして二人目である。
たんぽの中に青いイナズマが走る。
綺麗なお姉さんだ~~~!!!!!!!!

 

 

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そう中西香菜さんである。

めちゃくちゃ真っ白でお肌が綺麗で近くで見るとうるんだお目目をしていて私の好みド直球の女がきてしまった!!!!!と焦り、初めてきました作戦崩壊。
咄嗟にでた言葉が、

たんぽ「か、かわいいですね」

であった。
しかし問題がここで発生する。
目の前の綺麗なお姉さんこと中西香菜さんが、無言であるが川*⌒v⌒)「おまえ何言ってんの?」バリの変顔

たんぽショックで精神崩壊

(おかげで以降のメンバー何人かを無言でペコペコしてしまい、怪訝そうにするメンバーもいた)

2回目での握手でもトラウマから、中西香菜さんの前ではペコペコして通り過ぎる珍プレーをおこしてイベントを終了したのである。

  
イベント自体はとても楽しかったし(前記事参照)、実はその後すぐチェキ会と握手会の券を購入したぐらいだった。しかしふと頭に浮かんだ綺麗なお姉さんの変顔。家で名前が知りたくなり調べようやく綺麗な変顔お姉さんは、中西香菜さんと理解をした。


女の子で可愛いと言われるのが嫌いという子なんて存在したのだろうか・・・。

私が言ったことはまずかったのかとヤキモキしつつ知り合いのハロオタさんにこの経緯を話すと、

中西香菜さんが加入時(というよりスマイレージ2期メンバー加入時)批判が多く存在したこと、

ブスという言葉を投げかけたファンも少なからずいたということを聞いた。


いやいやいやいやまてまてまてまて

これをきいて正直唖然とした。

正直、加入について意見を言いたくなる気持ちなんて誰でもあると思う。それこそ私はSexy Zoneを推しているのでいきなりSexy Zoneのメンバー追加します!!!なんて言われたもんなら、どんなに好きなジャニジュであろうと腰抜かすし、批判を心の中では大きな声でする。

でも自分より幼い女の子に、自分の青春を犠牲にしてまでもアイドルとして生きようとした女の子にブスという言葉を投げつけるのってちがくないですか?


そりゃ私なんかにかわいいなんて言われても信じてなんてくれないし、あんな表情になるのも間違いないよな……とめちゃくちゃ納得した。

しかし、そんな私のヤキモキした気持ちと同時にこんな考えが浮かんだ。


中西香菜さんにかわいいとだけ伝えにいこう


正直握手会ではいろんなことをお話ししたい!!!でも中西香菜さんには可愛いとだけ伝えたい!!

中西香菜さんが自分を可愛いと認めるまで何回でもいってやる!!!!そんな心持だったのですが、

握手会まで期間が1週間と迫っていたので、もう中西香菜さんの握手券はない!!!と焦ったたんぽ。


しかし神からのプレゼントが舞い降り、偶然にも中西香菜さんの握手券2枚を入手し(お譲りありがとうございました。) 、いざ握手会へ!

何を隠そうジャニオタ初のハロプロの個別握手会である。

その日の握手券の内容は
上國料萌衣さん
・川村文乃さん
中西香菜さん×2

だったが、中西香菜さんの握手へ1番最初にいくことにした。

初のハロプロ個別握手会を中西さんにささげるぞ!!!!!!!と気合十分に並び順番を待つ。

そしていよいよ自分の順番になりブースに入ると、

 

 

かわ!!!!!!!!!いい!!!!!!!!!!!!!!

 

そこにはラクーアでみた綺麗なお姉さんがいた。

可愛い過ぎて動揺したたんぽ

 

とりあえずかななんさんに近づき握手

めちゃくちゃ混乱してでた言葉が

た「ラ、ラクーアのときからめちゃくちゃすきです・・・・」

 

そうじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

しかしやさしいかななんさんは

川*⌒v⌒)「ありがと~~~~、ピンクメイクかわいいね~」

という天使対応

 

コミュ障の私はニヘラニヘラ笑いながら「ま、また来ます…」と撤退しようとしたところ、

 

川*⌒v⌒)「髪型凄い!!!かわいい!!!」

 

と最後まで褒めてくれて天使か? となった。

 

いやいやいやいやまてまてまてまて

 

今日の握手会の目標なんだった??????

私は何しに来たの??????可愛さに目がくらみ何も言えなくなった自分がとてつもなく情けなくなり3秒でうつ病になってしまった。

やっと我に返り握手券を握りしめ今度こそ・・・・今度こそ・・・と脳内でぶつぶつ呟きながら再度並んだ。

 

ブースに入ると

川*⌒v⌒)「あっ!」

と反応してくれるかななんさん。

 

思い切って色々と伝えることにした。(ところどころうろおぼえです)

 

た「ラクーアの時、かわいいって言ったら変顔された・・・」

川*⌒v⌒)「ちがう!!!あれは・・ちがう」

 

た「かわいいよ!!!!!!!!!!(クソデカ大声)」

川*⌒v⌒)「ちが・・・かわいい!!!!(私を指さしながら)」

た「いやかななんがかわいいの!!!!!!!!!!!!(指さしながら)」(剥がされる)

川*⌒v⌒)「かわいい!!!」

た「かわいい!!!!!!」(剥がされながら)

 

こんな感じで終わったわけですが、

結局かななんには信じてもらえたかはわかりません。

でも私の中にはやっと伝えられた!!!!!!って気持ちと認めさせたかったって気持ちがちゃんぽんになってました。

 

でも正直思うのは、

アイドルになった以上可愛いって言われて嫌な子はいないんじゃないかなってこと。

あと、かななんさんが自分のことかわいいって認めなくても、私にとってはかわいいかわいい女の子には間違いないのでこれからも機会があれば、かななんさんに可愛いとだけ伝えに行きたいなと思った素敵な握手会でした。ちゃんちゃん。

ジャニオタが推しに似てるハロメンと会いにいったら沼に落ちた話

2016年冬、大学での用事がたて込み夜11時に家に帰る生活がずっと続き、帰宅しても何もせずぼーっとyoutubeを見つめては朝を迎える生活を送っていた。

そんなある日。いつものようにジャニーズの動画をYoutubeで漁っているとき出会ってしまったこの動画。


アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)

この動画を見た時、私の体に電撃が走った。

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勝利!?

そこには存在するはずのないSexy Zone佐藤勝利がいたのである。

 

しかし、当時私は大天使マリウス葉のオタクであり思いの外冷静であったため、ハロオタの後輩にこの出来事を伝えるだけで終わったのであるが(この時めちゃくちゃかみこをプッシュされたが曲が好みでなかったので興味は一瞬で消えました)、この発見がこの後のオタク人生を大きく揺るがすものになることを私は知らなかった。

 

そして時間が経過し、2017年11月。卒論との鬼ごっこ、恋人との不仲が続き現実逃避の末、佐藤勝利ガチ恋になっていた。当時は佐藤勝利が出てる番組、ラジオ、雑誌をすべて買っていたのでお金は無くなり道端のきのこでも食べるか迷ったぐらい佐藤勝利への思いが膨らんでいた。

されど、学生といえどたんぽはわりといい歳のオタクであり、佐藤勝利と結婚できるなど1%もありえるはずがなかった。でも死ぬまで佐藤勝利の手を握ることも、写真撮ることも、半径1メートル以内に入ることができないのじゃないか…と考え涙を流しそうになった瞬間、最低な考えがよぎってしまう。

 

あ、佐藤勝利ににてるアイドルおったやん。

 

さっそくハロオタの後輩に連絡し話を聞いたところ、そのアイドルは上國料萌衣さんというアイドルということとその翌月に新曲のリリースイベントがあることを教えてもらった。

話を聞いていくうちにそしてこれは周知の話かもしれないのだが、ハロプロのイベント体制にかなり度胆を抜かれた。

その行く予定であったリリースイベントはミニライブ+握手会であったのだが、新譜(通常版限定盤問わずに)を買うごとにまず整理券が配布される。その整理券の番号がミニライブの入場順序となる。さらに驚いたのがここからである。ミニライブ観賞後メンバー全員と握手できるのだ。

 

正直ね、ジャニオタ驚愕ですよ。新譜1枚でライブも見れて握手も出来るんですよ?わたしたちジャニオタは年間4500円払って1年間ライブに当たらないことも十分あり得るし、メンバーに会えないことなんてまったく珍しくない。なんて初心者に優しい現場なんだ!!ととても感動しました。

 

もうこれは行くっきゃない!!と下心むんむんで迎えた12/14の「マナーモード」のラクーアガーデンステージでのリリースイベント当日。

 ジャニオタの血が騒ぎ、後輩とお揃いのヘアアレンジをして頭には各々の推しの色のリボンを添えた。(後輩はむろたんであった)番号は90番台であり、女性専用エリア(これもジャニオタびっくり文化)の中で3列目へと躍り出ることができた。

その日はかなり寒かったが、私の頭のなかでは「勝利似の上國料萌衣さん」で頭がいっぱいであったので、いまかいまかと待ち望んでいた。その時!!

めちゃくちゃ寒い中マナーモードの衣装を着たメンバーが登場した。当時私はメンバーを大体でしか覚えてなかったが、寒い中であったのに笑顔で出てくる上國料萌衣さんのことは鮮明に覚えている。

 

公開リハーサル(これもジャニオタびっくり文化)終了後、いざミニライブが開始。ライブでは新曲三曲の他にカクゴして!とドンデンガエシが披露された。正直私は新曲のマナーモードが好きで好きでたまらなかったのだが、


アンジュルム『マナーモード』(ANGERME[Silent Mode])(Promotion Edit ショートVer.)

勝利似の上國料萌衣さんがメインである君だけじゃないさ…Friendsへの期待度のが高かった。


アンジュルム『君だけじゃないさ...friends』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit ショートVer.)

正直な話、小学2年生のころモーニング娘。のライブを行って以来のハロプロのイベント参加であったのだが、

ハロプロってめちゃくちゃレベルたけえな!!!!!!!

と叫びたくなった。まず度胆抜かれたのが歌である。これってアイドルってよりもアーティストでは!?とも。

またダンスも人数が多い上ステージも広くないのに移動すること移動すること。なのにドタバタしてる感じが私の目ではわからなかったし振付もけっして単調でない。

ライブを見てる最中サイリウムも振ることができずに立ち尽くしてみてしまった。

そしてなぜかとても泣きたくなった。あぁなんでわたしはハロプロに興味がなかったんだろう・・・・。

頭の中に色々考えが巡っていたのだが、なにより恥かしく思ったのが‘‘佐藤勝利‘‘を求めて上國料萌衣さんに会いに行ったことであった。

彼女は立派なアーティストでありなんて失礼な気持ちでここまで来たんだ・・・と思い老けていると握手の時間となった。

 

握手は後輩と連番をしたのだが、正直何を言うか迷った。

思った以上に握手の時間は短く、みんなに「はじめてきました」と言いつつ上國料萌衣さんには「推しです」と伝える作戦でいくことにした。

何人かと握手し佐々木莉佳子さんの前に到着し握手しようとしたその瞬間、

佐々木さんが私のリボンをみて「そのリボンかみこの色だ!!!」と大声で言った。

その声に反応した上國料萌衣さんがまだ握手してないのに振り向いて一瞬きょとんとして「それ!!!!すごい!!!じぶんでやったの!!??」と聞いてきて、もう私の計画は破綻。だって目の前に顔面国宝がいるんだもん。

その後の笠原さん、舟木さん、川村さんにも「すごい、すごい!!」といわれてたら握手は終わってた。もう何が起こってるかわからなかった。

知り合いの方に握手券を頂いていたので2回目も放心しながら行った。今度こそ上國料萌衣さんに好きって伝えるぞ!!!と意気込み、順番がきた瞬間に「かみこちゃんに会いに来ました!!!すき!!!」と伝えることができた。上國料萌衣さんも「ほんと!?うれしい!」と言ってくれて最高の握手会だな・・・・と思いながら笠原さんと握手しようとしたとき、

「ねえそのリボン!!!!!!本当にうれしいよ!!!」

と体を乗り出して上國料萌衣さんに言われた時、私の中で何かが弾けた。

正直上國料萌衣さん以外のメンバーの反応はおかげで忘れてしまったが、上國料萌衣さんがめちゃくちゃかわいくて素敵で最高なアーティストであることだけは理解できたリリイベであった。

そして上國料萌衣さんは佐藤勝利くんとは全く別の人間であり、勝利に似てるからという理由ではなく上國料萌衣さん本人が大好きになってしまった。

また、これは恥かしい話なんですけど

握手で動揺しすぎて荷物を受け取るのを忘れていたのをばっちり川村文乃さんにみられていました・・・・。(この話は後々書くかもしれません)

 そんなこんなで現在2018年4月8日。

今も微弱ながら上國料萌衣さんを始めアンジュルムさんの応援をしています。

まだまだハロオタにはなりきれてはいませんが・・・

なんか・・・ハロオタって最高だな・・・・。